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もう去年のこと。ひとりのおかあさんが、いちまいの絵を依頼してくださいました。
それは私にとってはじめての形で、お子さんの手形が入ったものでした。 働くおかあさん。いいことばかりではない、むしろ大変なことの方がたくさん。 でも家に帰ってきたら、ぱっとお母さんの心になりたい。 愛するこどもたちにとって、いつものあたたかいお母さんでいたい。 そのために、玄関に子どもたちの手が入った大きな作品を飾りたいといってくださいました。 実は依頼してくださったお母さんは、娘たちが通う幼稚園が同じ息子くんのお母さん。 息子くんは、こどもらしいこども!という表現が私の中でぴったりで、素直でまっすぐ。 歌を歌うときは、誰よりも大きな声で。お母さんを求めるときも体じゅういっぱいで。 息子くんとお母さんのかかわり方も、すごく素敵だなって想っていたお母さんでした。 当初、手のイラストを入れるということだったけれど、ずっとずっとどんな形がいいか考え抜いた結果、愛するふたりの息子さんの手形を入れたら・・とおもって、こんな形になりました。 はじめに話してもらってから、5ヶ月くらいかかってしまったけれど、とっても心を注いで、そのお母さんと息子さんたちを想いながら、しあげることができました。 「いっしょう大切にします」と、とってもあたたかいお手紙をもらったのだけど、私はこのお手紙をいっしょう大切にしたいと心からおもいました。 TくんとHくんのお母さん、いつも大切なことを、ありがとう。いっしょにいると、学ぶことがいっぱいです。 そして笑顔があふれます^^ Tくん、Hくん、これからも素直にまっすぐのびのびと大きくなってね^^ ***
by hanautadou
| 2014-06-24 17:01
| 花詩堂
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